適切な画像仕上げを選ぶ [使い方のコツ]

はい。アベっちだよ。 今回は画像仕上げ機能について考えてみよう。α100の取り扱い説明書を持っている人はP47だ。

さて、フィルムっていろいろな種類があるのを知ってるかな? はい、みんなで考えて(笑) カラーと白黒。ネガとリバーサル。感度がISO400とISO800。えーと、それから… うん、うん。そういったことも種類にはちがいない。でも、あんまり知られていないけど、もっとぜんぜんちがう意味で種類があるんだ。それは画像の仕上がりによるちがいだね。たとえば、同じメーカーのISO100のフィルムでも、見た目とそっくり同じように再現されるフィルム。見た目より鮮やかでメリハリのあるフィルム。見た目よりおとなしい発色だけど質感がよくでるフィルム。なんて具合に分かれている。

デジタルカメラはフィルムのようにちがう種類を入れ換えたりはしない構造だから、カメラの内部に工夫がある。それが画像仕上げ機能だ。ファンクションダイヤルをDECに合わせて、中央のFnボタンを押すと液晶モニターに表示される。もともとはスタンダードに設定されているよ。

スタンダードはさまざまなシーンに合うように考えられたもっともポピュラーな再現だ。見た目に近いと思ってくれていい。

 スタンダードでも十分綺麗

さて、ファンクションダイヤルを右に回すとビビッドに切り替わる。どう変わるかな?

ビビッドは彩度を強調して、被写体を鮮やかに再現してくれる。秋になって紅葉を撮ろうというならビビッドはオススメだ。もちろん青空や木々の緑の描写なども綺麗に撮れる。

 スタンダード

 ビビッドは鮮やか

つぎはポートレートだ。ポートレートは、鮮やかさが控えめで、コントラストも低くなり少しおとなしい描写になる。ここでいうポートレートは、女性ね。おじさんとかお兄ちゃんじゃない。女性の肌を綺麗に再現できる設定になるんだ。大人の女性はお化粧をしている人がほとんどだから、少し控えめな設定でちょうどいいんだね。だから幼稚園の運動会などで小さな子供撮るときは、スタンダードで撮ったほうが力強くていい。えっ!? 小さな赤ちゃんの寝顔を撮りたいって。それはポートレートのほうがつるんとした肌の感じがでるかなー

 スタンダードはちょっと硬い感じ

 ポートレートは柔らかな再現

さて、こんなふうにいろいろと切り替えていると、つい切り替えたのを忘れて撮ってしまうことがある。ビビッドで撮ったポートレートなんて厚化粧になっちゃって最悪だ。反対に風景のポートレートも締まりがなくていただけない。

 ポートレートは軟調が最適

 失敗だ。ビビットは硬い

このミスから逃れる道はひとつ。画像仕上げ機能を使うようになったら、ファンクションダイヤルはDECのポジションにしておいて、撮影前にはFnボタンを押して、いまどのモードになっているか、液晶モニターをチェックする習慣をづけること。これしかない。電車の運転士さんが、指さし確認しているでしょ。あれと同じだね。それを面倒と思うなら、スタンダードでとり続けたほうがいい。そのほうが安全だからね。

それとポートレートよりビビッドの鮮やかさばかりがよく見えちゃう人いるよね。日本人は派手好きなんで最初は誰でもそうなんだよ。画像を見るポイントが鮮やかさばかりでなく、階調や質感だとわかってくると考えが変わるはずだ。慣れるまでは、ちょっと時間がかかるかな。

☆モデル梨沙(リサ)ちゃんからのひとこと ひどいよー アベさんたら。そんな厚化粧じゃないのに。みんなもこれを間違えると女のコに嫌われちゃうよ。つぎはかわいく撮ってね。

 画像仕上げ機能は、このほかにも風景、夕景、夜景、モノクロなどがある。撮影シーンよって使い分けてほしい。じゃ、ね。

 


2006-08-31 03:03  nice!(7)  トラックバック(0) 
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