AFをビシッと当てるには その1 [ピントについて]

はい。アベっちだよ。今回はAFの話をしよう。一眼レフの実用的なAF化をスタートさせたのは、ミノルタのα-7000だった。すでに20年以上も前、1985年のことになる。そのαの流れを汲むのがソニーα100だ。

さてAFに注目してみると、α-7000のときには中央1点しかなかったフォカーカスエリアが、現在のα-100では9点になっている。っていわれても昔のことは知らないかな。ミノルタが2000年に発売したα-7のときに9点になって、α100はこのときのAFを踏襲している。

 α100のファインダー図

 9点の配置は、中央、上下、左右、四方で、もっとも被写体をとらえやすい中央。被写体の高さによって変化する上下。2つのものを取り入れたいとき、あるいは背景と組み合わせたときに便利な左右。そして画面構成上、被写体を置くポイントとして重要な四方をカバーしている。この9点のおかげで被写体を画面のどこにでも自由に配置することができる。

こんなの楽々!

フォーカスエリアを選ぶのは、ボディ背面の十字キーを押すだけと簡単だ。でも、撮影の度に選ぶのは慣れないとちょっと面倒かもしれない。中には中央でフォーカスロックして、カメラの向きをずらせばいいや、というナマケモノもでてくるはずだ。でも、それじゃあダメなんだ。フォーカスロックしてからカメラの向きを変えると、実際にはピンぼけになってしまう。被写体に対して測る角度が変わると距離が変わってしまうからだ。これは状況によっては目立つ。フォーカスエリアは被写体の近いところを選んでフォーカスロックして、必要最低限しかカメラの向きをずらさない。これを守ろう。シャープなピントを得るコツだ。下のヒマワリの写真では左斜め下を選んでいる。

  OK!

ちなみにフォーカスロックしてからカメラの向きを変えると、ピントがずれる理由は「コサイン誤差」という。ここでは専門的な説明ははぶく。興味がある人はネット検索してみるといい。たくさんヒットするはずだ。理由は難しくないよ。

さて、次回はAFの精度をさらに上げて、ピントを合わせる方法を紹介したい。

 

 


2006-07-27 11:01  nice!(7)  トラックバック(0) 
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